アプリケーション管理表の作成
パソコンやサーバでは多くのアプリケーションやソフトウェアが動作しています。これらにも脆弱性が発生する可能性はあり、管理しておくことが重要となります。
Point① アプリケーション管理表の作成
アプリケーション管理表の作成のため、以下のような項目をもとに一覧管理します。また、ソフトウェアも併せて管理を行います。
管理名称 | 記載事項の例 |
---|---|
アプリケーション・ソフトウェア名称 | Zoom、DropBox など |
バージョン情報 | 10.15.7 |
管理責任者 | A部署 ○○ など |
利用用途 | オンライン会議で利用 |
利用機器・利用者 | ホスト名、ユーザー名 |
Point② 目に見えない資産を管理する
アプリケーションやソフトウェアは物理的なものではないため目に見えません。そのため、パソコンやサーバといった機器を操作しながら把握する必要性があります。まずは、自分たちが利用しているアプリケーションやソフトウェアにはどのようなものがあるかを考えましょう。
また、一つのパソコンで複数のアプリケーションやソフトウェアが動いていることが一般的です。一つ一つ整理をしながら管理をしていきましょう。

One point
アプリケーションやソフトウェアの利用には使用許諾(ライセンス)が必要となります。適切な管理がなされないと、ライセンスが足りないといった事業運営に影響が出る可能性もあります。また、購入したソフトウェアが「使用許諾契約書通りに使われているか」を管理する事も重要となり、万が一ライセンス利用違反ということになれば犯罪にあたります。
また、違法ソフトウェアのダウンロードやソフトウェアの不正コピーなども犯罪です。購入されているライセンスが適切に利用されているかを確認するだけでなく、アプリケーション管理表などと合わせて管理をします。違法なライセンスにより、アプリケーションが利用されていないかなどを確認することも求められます。