LAN分割による対策
ネットワークセキュリティにおいてLAN分割という選択が可能です。人事や総務などを有するバックオフィス系基幹ネットワークとサービス開発・提供を行う事業系ネットワークを同じルールにすることには限界があります。LANを分割しそれぞれに適したルールを設けることで、DXを加速させそれぞれのLANに合わせた対策をとることができるようになります。
Point① それぞれの機能に分けたLAN分割
LAN環境を分割することにより、影響範囲を各LANの中に抑える効果があります。また、それぞれのルールで運用ができるため、DXなどを加速させることが期待できます。

バックオフィス系基幹システムと事業系システムをあえて相互に通信できないようにすることで、問題発生時の影響を最小限にとどめることができます。また、ファイアウォールで各LANに対する通信ポリシーを設定することで、それぞれのLANに最適なセキュリティを整えることにつながります。
こんな事例も
従業員30名程度のある会社では、セキュリティの一環として、社内業務従事者環境と事業部門従事者環境を物理的に分断して利用しています。それぞれの特性を考慮した結果このような形になりましたが、業務における大きな影響は出ていません。また、社内業務従事者環境と事業部門従事者環境のファイルのやりとりなどはクラウドを利用しています。クラウド利用の浸透にもつながり、結果的に利便性の向上にもつながりました。
