セキュリティ強化に向けた
体制作り
セキュリティを担当者自身の力で進めることは困難です。1日目のセミナーで紹介した通り、関係者を巻き込み、役割を明確にしていくことが重要です。
Point① 役割と責任
情報セキュリティ組織体制で大切なことは形式ではなく、誰が「責任者」なのかを明確にして運用することです。以下の例だけでなく、各組織に合わせて責任者・担当者を任命することも必要です。
役割と責任の例
役割 | 主な活動 |
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情報セキュリティ 責任者 |
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戦略 責任者・担当 |
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教育 責任者・担当 |
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監査 責任者・担当 |
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システム 責任者・担当 |
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Point② 情報セキュリティ組織
少人数組織の場合、経営者が情報セキュリティ責任者を兼ねる場合もあります。 また、防犯や防火などの安全管理責任者が兼ねるという方法もあります。
組織が100名を超える規模の場合には、決めた方針のとおりに情報セキュリティの取り組みが行われているかを確認するため、監査責任者を立てます。監査を外部の専門家に依頼することもできます。また、これらに合わせて、個人情報保護責任者やインシデント対応責任者などを配置する組織もあります。
